【ハゲロンの麻雀講座‗初級】攻撃強化・牌効率

こんにちは。

 

ハゲロンです。

 

本日は麻雀における攻撃面のお話をしていきたいと思います。

今回のテーマは「聴牌まで最短ルート行くために必要な基礎知識」の話です。

個人的には麻雀の初心者と上級者の最も大きな差がここにあるのではないかと思っています。

何が違うのかというと聴牌までの速度が全然違います。

麻雀をやっていると「さっき捨てた牌があれば聴牌だった」なんて話はよく聞きますが上級者になればなるほどその回数が少なく初心者の方ほど多いです。

 

では具体的にどこがどう違うの説明致します。

麻雀は副露(鳴き)がなければ1局ごとに17~18巡自分の番がきてその度自分の手牌14牌の中から1枚捨てます。

ここで問題なのですが14枚の手牌から1枚を選ぶ時の選択肢は14通りあるのでしょうか?ありませんよね?せいぜい4択くらいなもんです。

ですが初心者の方はまずどれを切ればいいのかわからないので選択肢の数が無駄に多くなってしまってるんです。

 

実際、上級者の方が打つ場合は数順に1回くる分岐点以外はほぼ1本道です。

将棋の定石みたいなものですね。この形ならこれを切るっていうのが麻雀でもあるんです。

 

では実際に1局やってみましょう。

ネット麻雀のCPU対戦で実践してみます。

東1局 北家 ドラ九筒:麻雀王国 1巡目

一索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国九索:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国東:麻雀王国南:麻雀王国中:麻雀王国 ツモ七索:麻雀王国

微妙な配牌ですね。でも何となくですがピンフ系に行けそうな感じなんでまずは字牌から処理します。この場合東:麻雀王国南:麻雀王国中:麻雀王国の切る順番は好みです。大差はないですが危険牌になりそうな東:麻雀王国を先に処理します。

 

2巡目

一索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国九索:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国南:麻雀王国中:麻雀王国  ツモ八索:麻雀王国

いい引きですね。中:麻雀王国が2枚切れたので安パイとして残します。南:麻雀王国捨て。

 

3巡目

一索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国中:麻雀王国  ツモ六筒:麻雀王国

本来なら安パイは1枚残したいですが今回は防御度外視で牌効率のみ追及するため中:麻雀王国を捨てます。

 

4巡目

一索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国  ツモ四索:麻雀王国

さて字牌がなくなりましたね。こうなると少しややこしく見えてきますが実際には1択です。七索:麻雀王国を捨てます。ドラ九筒:麻雀王国なので八筒:麻雀王国はまだ切らないです。 

 

5,6巡目は不要牌で7巡目

一索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国  ツモ四筒:麻雀王国

無事聴牌ですね。おそらくですが今回の局では聴牌まで分岐点はなく1本道でした。

上級者の方が打っても同じような聴牌をしたでしょうが慣れないとここまでの道のりの中でいくつもの選択肢が出て間違った選択肢を選んでしまい聴牌が遅れることに繋がります。

 

麻雀は早く上がった人の勝ちとなるゲームですので早く聴牌することは麻雀の強さに直結してきます。なので如何にミスなく聴牌までのルートを進めるかが脱初心者の第一歩となるわけです。

点数の高さを考えるのはその次の段階なのでまずは早く聴牌できるようにしていきましょう。

 

因みに上記の実践中に「上級者の方が打っても同じような聴牌をした」とありますが上級者の方が今回迷う場合は聴牌後の対応です。

一索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国 八筒:麻雀王国捨て 

この手でリーチにいくのか、ダマで手替わりを待つのか。

このようにどっちに行ってもミスをする可能性がある場合のことを今回は分岐点と呼んでいます。今回は聴牌時に分岐点がきましたが、実際はイーシャンテン、リャンシャンテン辺りで分岐点が来ることが多いです。

 

この分岐点での選択が運に大きく作用するポイントであり、その他の部分では運の作用は小さいです。

 

麻雀でよくある何切る問題はまさに分岐点を示した問題なのでこちらは練習することもできますが、今回お話した分岐点に行くまでの間違いを少なくすることも重要ですので少し意識してみるといいかもしれませんね。

 

今回の話は以上になります。

 

それではまた次回